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目の疲れの原因とは

ITエンジニアが抱える目の疲れや眼精疲労の原因

ITエンジニアの職務は、長時間の画面作業を伴うことが多く、目の疲れや眼精疲労を引き起こすことが少なくありません。ここでは、目の疲れや眼精疲労の具体的な原因について詳しく解説します。


1. 長時間のディスプレイ凝視

ITエンジニアは、コードの記述やデバッグ、プロジェクト管理ツールの操作、オンライン会議など、長時間ディスプレイを凝視する作業が続きます。ディスプレイを見続けることで、目のピント調節機能(調節力)が酷使され、筋肉の疲労が蓄積します。この状態を「調節緊張」といい、これが慢性的になると眼精疲労の原因になります。


2. ブルーライトの影響

パソコンやスマートフォン、タブレットから発せられるブルーライトは、目に悪影響を与えるとされています。ブルーライトはエネルギーが強く、網膜に負担をかけることに加え、目の疲れやドライアイを引き起こしやすくします。また、ブルーライトに長時間さらされることで、睡眠障害を引き起こすリスクもあります。


3. まばたきの回数の減少

集中してディスプレイを見つめていると、無意識のうちにまばたきの回数が減少します。通常のまばたきは1分間に15~20回程度ですが、ディスプレイ作業中はその半分以下になることが多いです。まばたきが少なくなると、涙液が蒸発しやすくなり、目が乾燥してドライアイを引き起こします。


4. 不適切な作業環境

作業環境も目の疲れに影響を与えます。

  • ディスプレイの明るさや位置が適切でないと、目が余計な負担を感じます。
  • 周囲の照明が強すぎたり暗すぎたりする場合、目にストレスがかかりやすくなります。
  • また、姿勢の悪さも間接的に目の疲れを引き起こす原因となります。

5. 心理的ストレス

ITエンジニアの仕事はタイトなスケジュールや複雑な問題解決を伴うことが多く、心理的なストレスが溜まりやすいです。このストレスが目の疲れを悪化させる一因になることもあります。


6. 老眼や視力矯正の問題

特に30代以降のエンジニアに多いのが、老眼や視力矯正が原因の眼精疲労です。

近くを見る作業が多い中で、ピント調節の能力が衰えると、目の疲れがより顕著になります。また、度数の合わないメガネやコンタクトレンズを使用している場合も、目に余計な負担がかかります。