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腰痛改善のツボ

腰痛改善に効果的なツボ

ツボ押し(指圧)は、東洋医学に基づくセルフケアの一つで、腰痛の改善や緩和に効果的です。ここでは、自宅で簡単に試せる腰痛に効く代表的なツボを紹介します。


1. 委中(いちゅう)

位置: 膝裏の真ん中にあるツボです。

  • 探し方: 膝を軽く曲げたとき、膝裏にできるくぼみの中央にあります。
  • 効果: 腰痛をはじめ、全身の痛みを緩和する万能のツボと言われています。特に筋肉のこわばりをほぐし、血行を促進する効果があります。
  • 押し方:
    1. 指の腹でツボを押さえます。
    2. 痛気持ちいい程度の力で5秒間押し、力を抜きます。
    3. これを5〜10回繰り返します。

2. 腎兪(じんゆ)

位置: 腰の中央(背骨)から指2本分外側にある左右対称のツボです。

  • 探し方: 腰のくびれの高さ、背骨のすぐ横を触ると筋肉がやや硬く感じる部分が腎兪です。
  • 効果: 腎臓の働きを助け、腰の冷えや疲れによる痛みを和らげます。慢性的な腰痛にも効果的です。
  • 押し方:
    1. 両手の親指を使って、背骨の外側を押します。
    2. 痛くない程度の力で円を描くようにマッサージします。
    3. 1回につき10秒程度、1日3回ほど行うと効果的です。

3. 大腸兪(だいちょうゆ)

位置: 腰の中央(背骨)の下部から指2本分外側にあるツボです。腎兪の少し下にあります。

  • 効果: 腰痛に加え、便秘や下痢など消化器系の不調にも効果があります。腰の張りを解消するサポートをします。
  • 押し方:
    1. 親指でゆっくりと圧をかけ、5〜10秒間押します。
    2. 力を抜いて休みながら、5〜10回繰り返します。

4. 崑崙(こんろん)

位置: 足首の外側、くるぶしの後ろにあるツボです。

  • 探し方: 足の外くるぶしとアキレス腱の間に指を置くと、少しくぼんだ場所があります。そこが崑崙です。
  • 効果: 腰から足にかけての痛みやしびれを和らげるツボとして有名です。特に坐骨神経痛の緩和に効果があります。
  • 押し方:
    1. 指の腹でツボを押し、痛気持ちいいと感じる程度の力をかけます。
    2. 5〜10秒間押して離す動作を繰り返します。

5. 陽陵泉(ようりょうせん)

位置: ひざの外側、膝下のくぼみの部分です。

  • 探し方: 足を伸ばしたときに膝の外側にある骨(腓骨)の頭の下を押すと、少し痛みを感じる部分があります。
  • 効果: 腰痛や脚の筋肉の疲労、むくみを解消します。筋肉の緊張を和らげる作用があります。
  • 押し方:
    1. 親指を使って軽く押し、円を描くようにマッサージします。
    2. 1回につき5〜10秒、数回繰り返します。

ツボ押しのポイント

  1. リラックスした状態で行う: 深呼吸をしながら、無理のない力加減で押します。
  2. 痛みを感じたら中止する: 無理に強い力を加えると、逆効果になる場合があります。
  3. 入浴後や温めた後に行う: 筋肉が温まった状態で行うと効果が高まります。

まとめ

腰痛に効くツボ押しは、道具や特別な環境を必要とせず、手軽に取り入れられるセルフケア方法です。ツボ押しを習慣化することで、腰痛の予防や緩和だけでなく、全身の健康維持にもつながります。腰痛が慢性的な場合や、症状が改善しない場合は、医師や専門家に相談しましょう!