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ENISHI 〜縁が導いた共育のはじまり〜

1.芽生え

私が「共育」という言葉に強く惹かれる理由は、学生時代の経験にあります。佛教大学で学んだ「縁起(すべてはつながりの中にある)」という教えは、私の心に深く刻まれました。陸上競技部での挑戦を通じて、仲間と切磋琢磨しながら成長した日々。反対に、孤独やいじめを経験し、「共に学び、支え合うことの尊さ」を痛感したあの時間。それは、後の私の活動の原点となりました。

2. 挑戦の始まり

社会人になり、ITエンジニアとして働き始めた私は、目まぐるしい日々の中で心身のバランスを崩す人々を多く目の当たりにしました。長時間のデスクワークで体調を崩す仲間、精神的な悩みを抱えながらも相談できずに孤立する同僚。「同じような苦しみを抱える人を支えたい」その思いが、私の心を突き動かしました。そして、学生時代に学んだ『縁起』を思い出し、「共に学び、共に育つ場をつくろう」と決意したのです。

3. ENISHIの誕生

私は「縁」を大切にする共育プロジェクトに『ENISHI』と名付けました。それは単なる学びの場ではなく、心と身体を共に育む場所です。最初は小さな集まりから始まりました。トレーニングやメンタルケアを通して、自分と向き合い、仲間と学び合う時間。参加者からは「ここに来ると心が軽くなる」「自分だけじゃないと感じられる」という声が寄せられ、私は『ENISHI』の持つ力を確信しました。

4. 広がる「縁」と「共育」

活動を続ける中で、ENISHIは少しずつ広がりを見せました。HSPなど繊細な気質を持つ人々や、業界を超えた多様なプロフェッショナルたちが集まり、互いに刺激を受けながら成長する場へと進化しました。また、「共育」の想いを込めた記事やSNSでの発信を通じて、同じ価値観を持つ人々とのつながりも生まれていきました。

5. 未来への願い

『ENISHI』が目指すのは、心・身体・魂のトータルケアを通じて、社会全体が共に育つ未来です。「共育」の輪が広がり、一人ひとりが自分らしく輝ける世界をつくりたい。そのために、これからも人と人、人と経験など様々な「縁」を大切にしながら、互いに学び合い、支え合う場を紡ぎ続けます。